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霊能者①

先日テレビでマット・デイモン主演の「ヒア・アフター」を見ました。ハリウッド映画特有のわかりやすいカタルシスから距離を置いた、いかにもイーストウッドらしい、渋い味わいの映画でした。
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本当に緻密に作られた隙のない物語ですが、スピリチュアルに興味がないと、その緻密さには気付かないかもしれません。

tokageもマット・デイモンが演じる霊能者ジョージと同じサイキックを生かしたお仕事をしているせいか、ジョージの描かれ方に非常に共感&リアリティーを持って観ることができました。自分の持った能力に振り回される苦しみ、他人と普通の関係を築けない悲しみとかがね。

主人公ジョージは一時は霊能者として活躍したものの、死者を巡るクライアントとの関わりに疲れて霊能者を辞め、工場労働者として働いています。それでも彼の霊視を求める人は後を絶ちません。

料理教室で知り合ったメラニーとなんとなく良い雰囲気になりますが、やはり霊能力が仇となり二人の関係は強制的に断ち切られます。

ここのメラニーとのやり取りの場面が残酷で非情。

彼が霊能者と知ったメラニーのリクエストにより、ジョージは彼女にまつわる死者達との対話を始めます。そのせいでメラニーがおそらく永遠に隠しておきたかったであろう、父親との関係が暴かれてしまいます。

虚をつかれうつろになったメラニーの表情と、逃げるようにアパートを後にするメラニーの背を見つめる、ジョージの諦めきった表情。

人は誰でも心の中に聖域と闇を持っています。時として本人ですら踏み込めない聖域、あるいは闇の奥底に眠る想いや記憶を素手でつかみ出し、本人の目の前に曝しだす霊能者/サイキックという仕事は、中々に業が深いものがあります。

だからこそ、ジョージは自分の力を忌避するわけです。

もっともtokageがジョージの友達だったら「あんな地雷女は止めとけ」と言いますがね。

あきらかにジョージが嫌がっているのに無理やり霊視させ、自分の踏み込まれたくない秘密を暴かれて被害者面して泣くって、お前は霊視に何を求めていたんだ?ジョージが彼女の亡くなった母親だけで誤魔化そうとしているのに、「もっとあるでしょう?」とけしかけるしさぁ。

メラニーは結婚の約束までした恋人と破局したのを機に、新天地を求めてサンフランシスコにやってきたと、ジョージには話していました。

それはメラニーの願望で本当は恋人は亡くなったのかもしれません。そう考えれば、メラニーのしつこさも納得できるかも。あくまでもtokageの想像ですが。

メラニーのことや兄が自分の能力を利用して一山当てようとしている事に嫌気がさして、ロンドンに逃げ出すジョージ。そこで開催されているブックフェアでジョージとフランス人のマリー、イギリス人の少年マーカスが出会います。

ニュースキャスターのマリーは東南アジア旅行中に津波に巻き込まれ、九死に一生を得ます。その時垣間見た死後の世界にとりつかれ、とうとう「ヒアアフター(来世)」というタイトルの本を書いてしまいます。

今回は霊能力をテーマにしたいのでマリーに関してはスルーしますが、マリーがなぜイギリス人でもアメリカ人でもなく、フランス人でなければならなかったのかというのが、スピリチュアル的な観点から見ると非常に納得しますね。tokageが緻密に作られた映画がだなと想うゆえんです。

一方マーカスは一卵性双生児の兄、ジェイソンに依存しながら生きてきました。しかし突然の事故で兄を永遠に失います。母親は麻薬中毒と兄の死から立ち直るために、彼を里子に出します。

兄を失った悲しみ、母と離れる寂しさ、そしておそらく今後一人で生きていかねばならない恐ろしさから、彼は霊媒師が集うホールのような場所に行き、そこに在席する霊媒師達に兄とのコンタクトを求めます。

・・・って、推定10歳くらいの子供が霊媒師を尋ねられるロンドンって、どーゆー街なんでしょうね(笑)。ちなみにイギリスには英国心霊現象研究会があります。これはちゃんとした非営利団体で、かのコナン・ドイルも会員として名を連ねていました。

イギリス旅行のパンフレットや旅行案内を見ると、幽霊ツアーなどがありますし、幽霊の出るパブ、幽霊の出るホテルなども観光客や一般のお客に人気があるみたいです。

片やスピリチュアルがビジネスとして成り立つイギリス、それっぽいことを匂わせただけで、社会的ダメージを食らうフランス。ドーヴァー海峡を挟んで、こんなにも違うんですね。

里親に連れて来られたブックフェアでジョージを見たマーカスは、彼がWebサイトに載っていた霊能者であることに気付きます。

ジョージに纏わりつき必死に霊視を頼みますが、ジョージは当然断りブックフェアから逃げ出します。

それでも宿泊先のホテルまでついて来るマーカス。寒い中立ち続ける彼に根負けし、ジョージは兄ジェイソンとのコンタクトを取り始めます。

ここのシーンが本当にリアルで。視線を横に流すところとかね。演技指導はもちろんつくだろうけれど、イーストウッドには親しくしている霊能者/サイキックがいるのかもしれませんね。

tokageもリーディングする時は、自然に視線が流れますね。一度それを指摘されて、相手と視線を合わせようとしたのですが・・・ダメでした。

人間の視線って強いんですよ。一方リーディングで受ける情報は非常に微かで曖昧です。なので生きている人間の視点とぶつかると、その瞬間に情報が途切れてしまうんですね。

ジョージの霊視により、兄の死を受け入れていくマーカス。ここのシーンはtokage的には激しくどうでも良かったです。いや、物語の肝だってのはわかってるけどさー(笑)。

作中でジョージは「嘘をつけない」霊能者として描かれています。tokageもそうですが、リーディング中は嘘をつけません。トランス状態に入っているので、嘘をつく余裕がないのですよ。

あまりにも内容が強烈な時は言い方を変えたり(それでもそうとうキツイ言い方をしていると思います)、最悪黙っていたりする事はあるけれど、やはり嘘はつけないんですね。

しかし、黙っていることが良いのか悪いのか・・・。いまだに答えは出せません。どうなんでしょうね? ちょっと思う事があるので、続きます。
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AKIKO

Author:AKIKO
サイキックカウンセラー
クリスタルを使ってヒプノセラピーやリーディング、カウンセリングを行っています。

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